ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

思考をカタチに。田口真行さんのディレクションセミナー参加してきました!

こんばんは♪

ウェブがかりのサチコです( ´ ▽ ` )ノ

 

最近、ブログが下旬のセミナー参加報告みたいになってます。

書きたいことがありすぎて、広がりすぎて書けなくなる…みたいな状態よりはいいのかな。

 

では、早速!こちらのセミナーの参加報告です!

【緊急開催】田口真行の実践型ワークショップセミナー
短時間で的をえたワイヤーフレームに落とし込む、Webサイトプランニング術

 

ディレクションの型を知るワークショップ

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以前も、田口さんが登壇されたセミナーに参加しているのですが、

毎回感じるのは「余白を残す」という印象。

 

ワークショップでは特にその意図が感じられます。

決して、こうだ!という正解を出さない。

出す気がない、という方が近いかもしれません。

 

そもそもディレクションにはいろいろなやり方があって、

田口さん流のディレクション術もそのひとつでしかないわけです。

 

ひとつの型だけが正解、という盲信をするのはクライアントにも不誠実で、本当に自分が出せるはずのベストな提案をできないような気がします。

今回のセミナーでは、他の参加者の方の案をいろいろ聞くことで「こういう発想もあるのか!」という発見ができる場を作ってもらっているような感覚でした。

 

企画立案からワイヤーフレームまでを4時間で!

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はじめに渡されたのは、A4で10枚ちょっとのテンプレート。

1枚ずつを解説してもらいながら、意図を理解した上で埋めていくことで、

気づくとワイヤーフレームまでできている、マジックみたいなワークでした♪

 

ひとつひとつは、誰にでも書きやすく感じる工夫をされていました。

これなら新人の子たちにもトライしてもらえそう!と前向きにやれる量でした。

 

最初に、ワイヤーフレームに落とし込むまでの流れとして踏まえるべきこととして、

「ユーザー導線を忘れないこと」

をお話ししていただきました。

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どうしても、何かを企画立案をするときって、コンテンツにだけ目がいってしまうんですよね。

どんなターゲットが見るのか、

どんなコンテンツで何を与えるのか、

結果としてどうなってほしいのか。

この流れを作ることが、本来の的を得る、成果を得るために必要なこと。

 

例えば、誕生日でとある参加者Aさんがもらって印象に残ったものは?

というなかなか無茶にもみえるクイズを最初に出題されました。

 

実際に考えると、見事、正解者が!

(その方の服装などからどんなところにこだわりがありそうかを考えたそうです)

どんな人かを観察して、予測をしながら具体的に頭に置くことで、

とてもリアルな案が出せることが体感できました。

それをふまえて、ワークショップが本格的にスタート!

 

お題「可動式ホワイトボードをウェブで売る!」

1)ターゲット設定

どんな人が購入しそうか、年齢・性別・職業・趣味・利用シーンなどをかなり具体的に5パターンほど2人1組で案出ししました。ほぼこの時点でペルソナです。

※ここでのポイントとして、あやふやさを残さない。

実際にいそうな人を考える、というのがミソでした。

↓↓↓

そして、必要性を縦、緊急性を横にして二軸図に。

より確度の高そうな必要性・緊急性が高いと考えられるユーザーに絞ります。

↓↓↓

絞り込んだターゲットユーザーがどのような人かを考えます。

家族構成から性格、はたまた使っている端末のブラウザまで。

そして、1日の生活までどんどん細かく設定していきます。

 

2)ニーズとシーズ

ターゲットがある程度固まったところで、ニーズとシーズを洗い出し。

  1. サイトに訪れる前の集客段階
  2. サイト流入後の訴求段階
  3. 購入前のクロージング段階

それぞれのタイミングでのニーズ、シーズとなる情報を書き出しました。

 

3)シナリオとワークフレーム

最後に、ユーザーが購入するまでのシナリオをh2の要素くらいの感覚で書きます。

それをワイヤーフレームへ落とし込み。

 

私は最後のワイヤーフレームでついつい盛り込みすぎて、

「それじゃテキスト4pxくらいになっちゃうよ!」とツッコミいただきました(笑)

 

そんな簡単に考えつかないと思ってる人へ

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私たちが売るものは、いつも何らかの明確な特徴があるものだけではありません。

田口さん自身も「だからこそ身近なもので考えるトレーニングが大事」と仰ってました。

例えば「電源タップ」みたいな、ありきたりで日常にあるようなもの。

無理だ!と思うのではなく、誰なら買うんだろう?と考えてみる。

 

広告やサイトがどんなターゲットに刺さるように考えられたものなのか考えてみる。

電車で隣に座ったオジサンが、なぜその革靴を買ったのかを考えてみる。

自分が思わず買った本のどこが気になったのかを考えてみる。

 

筋トレならぬ、妄トレとでも言えばいいでしょうか?o(^▽^)o笑

きっと田口さんが日々積み重ねたこのトレーニングが、今回のワークショップのカタチに繋がっているんでしょうね。

 

ディレクションは才能ではなく経験、という信条のもと、

私もトレーニングに励みたいと思います!

皆さんもぜひトライしてみてください♪