ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

ウェブ解析士会議2018に参加しました!【データドリブン、ウェブライティング、ウェブ活用編】

こんばんは、ウェブがかりのサチコです。

前回、前々回に引き続き「ウェブ解析士会議2018」の参加レポートをお届けします。

これまでの参加レポートはこちら

▼第一弾

ウェブ解析士会議2018に参加しました!【Google検索、SNS、WACAアワード編】 - ウェブがかり

▼第二弾

ウェブ解析士会議2018に参加しました!【グローバルマーケティング、ウェブ解析、地域マーケティング編】 - ウェブがかり

 

それではラストの第三弾まいります!

サイト改善を戦略的に取り組むためのデータ・ドリブンマーケティング/小畑 陽一 氏(UNCOVER TRUTH)

講演テーマはデータ・ドリブンマーケティング。

サイト改善に必要なのはKKD!というキーワードがまず提示されました。

なんだか新しいプロレス団体みたいな頭文字です。

このKKDは感・経験・度胸…ではなく、仮説・検証・データ。

実際にヒートマップなどを出して事例を話してもらえました。

UNCOVER TRUTHさんのヒートマップツール「USERDIVE」は私の会社では導入してないので、画面見せていただけてうれしかった!動画も見られるって気になる。

(私がいる会社はPtmindさんのPtengine使ってます。すみません!)

たしかにアナリティクスのデータだけだとページ丸ごとの評価になりがちで、こういうコンテンツの注視とかがわかるって大事だよなー、と思いました。

 

サイト改善ならアナリティクスでもある程度の仮説は立つけど、ランディングページとかになってくるとやっぱりヒートマップとかユーザーテストのデータがすごく参考になるんですよね。

しっかり仮説や検証をやっていきたいなとあらためて思った次第です。

ツールは使って活用してなんぼなので、まずは試してみたいですね。

 

それから最後にリクルートのお声かけが。小川卓さんと働きたい人、大手のPDCA回してみたい人はご応募ください!とのこと。

こちらは江尻さんではなく「小川さんを出せ!」でした。間違いない。笑

株式会社 UNCOVER TRUTHの採用/求人一覧 - Wantedly

検索集客を意識し、訪問者の行動を促すWebコンテンツ制作の極意/松尾 茂起 氏(株式会社ウェブライダー)

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「父の日 ワイン」というキーワードを例に実際の記事から解説

講演テーマはウェブライティング。

言わずと知れたウェブライダーの代表、松尾さんのセッションでした。
松尾さん自身のこれまでの経歴をまるで朗読劇のように第三者視点で語るところから始まったのですが、あらためて聞くと、本当に多才な方だなぁとつくづく思いました。

「ウェブ進化論/梅田望夫」を読まれてから、ウェブの可能性を感じ、SEOに取り組んでいったそう。

「美味しいワイン」というサイトは1年で32記事というボリュームではあるものの、様々なビッグワードのキーワード(赤ワイン、白ワイン、チリワインなど)で検索結果が1位表示されています。

これはSEOサイトをつくってきた人なら、本当にすごいと感じるんではないでしょうか。。。

私もSEOサイトを手がけているので、この数字を聞いて鼻血が出ちゃいそうでした。笑

 

松尾さんは過去のセミナーでも「傾聴」を重視するように繰り返し話されています。

さらには「ウェブ解析士会議2018」ではGoogle検索のところで金谷さんが紹介されていた「Google 10の事実」も別のセミナーで松尾さんも紹介されていました。

本当にユーザーのためになるようにしっかりとコンテンツを深掘りしてつくることの重要さを感じました。

検索されたキーワードにどんな悩みやニーズが隠されているのかを最大公約数で考えて記事に落とし込んでいくことで、傾聴の姿勢を出しながら、提案の盛り込みができたページができていくわけですね。

検索されたキーワードの先のユーザーをもっと妄想して想像して、コンテンツを考えていかなくちゃいけないなと反省しました。

ユーザーは説得されて買いたくはない。納得して買いたい。

Search Experience Optimization(検索体験を最適化)と考えると良い。

これは肝に銘じていきたい言葉ですね。後輩にも言って聞かせようと思います。

 

また昨年「ナースが教える仕事術」で健康に関する記事の掲載をとりやめた時のお話もしてくださいました。

専門系の記事には大きな責任が伴いますし、医療系の方が監修をされていたとしてもアップデートなどを考えると今後の継続は難しいという判断だったそうです。

人気もあったであろうコンテンツを、ユーザーのことを考えてページをとりさげる意識は頭が下がります。心から尊敬しますし、見習いたいですね。

昨年には、そんな松尾さんが率いるウェブライダーのノウハウが詰まった遂行・校閲支援ツール「文賢」がリリースされたのも記憶に新しいです。

松尾さんがまるでアドバイスをしてくれているような感覚で使えるんじゃないでしょうか?なんと大手の出版社さんも導入されているとかいないとか。

今後もアップデートがありそうなので、非常に進化が楽しみなツールですよ。

あしたのウェブ解析士〜ウェブ解析のこれまでとこれから〜/江尻 俊章 氏(ウェブ解析士協会代表理事)

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お待たせしました!江尻さん出します!笑

これからのために、協会でどのようなことに取り組んでいるかの紹介があり、そこから「会員の皆さんはぜひ名簿に登録して事例掲載を」という呼びかけがありました。

会社に属していると秘密保持契約があるので、意外と書けない人いるんだろうな(私もその口なので)

今後はオンライン受験もあるし、ますます会員は増えていく可能性があると思うので、うまく実務につながっていくようにはしたいですよねえ(切実)

そこから派生して、どんなウェブ解析士だとうまくいっているかを挙げられていました。

これ…おもいっきり坂上さんと志鎌さんじゃないか?と思いました笑

 

またGDPRなど個人情報についての法規制が進む中で、私たちウェブ解析士がどのように今後アンテナを張って動くといいのかということもアドバイスがありました。

 

フィールドが広がっても、やることの本質は変わりません。

  • 顧客を理解すること
  • 事業に貢献すること

締めの言葉は「まずはブログで実験だ!」

ということで、これを読んだウェブ解析士の皆さんはぜひブログ始めてくださいね!笑

まとめ

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講師の皆さん、ありがとうございました!

さまざまな切り口で本質を考える1日となった「ウェブ解析士会議2018」は約6時間という長時間にもかかわらず、ほとんど途中退室の方もいませんでした。

それもこれも、講師の皆さんの熱いお話があったからだと思います。

司会のお二人(井水さん、長谷川さん)は休憩時間中も会場内に声かけなどをされていて細やかなお気遣いをしてくださってました。

運営スタッフの皆さんは本当に準備から最後までお疲れ様でした。

ログの日(6月9日)に、こんな素晴らしい企画をしてくださった皆さんにあらためて感謝です。

 

今回の3回にわたる参加レポートでは、あえてあまり内容を濃くすることは避けました。

参加した人が感じた熱量は参加した人のものですし、できれば参加すればよかった!と思ってほしいからです。

セミナーを受講慣れしていない方も多かったのか、無音での撮影に協力できてない方はいたものの全体として非常に雰囲気はよかったと思います。

ぜひ気になった方は来年の予定を空けておいてほしいです。

【余談】大盛り上がりの懇親会

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本当に会場いっぱいの人で懇親会は大盛り上がりでした。

講師の皆さんの前には人だかりができ、あちこちで話が盛り上がってました。

江尻さんも顔を真っ赤にされながら、たくさんの方を繋いでくださっていてありがたかったです。

私は名刺交換をたくさんさせていただきまして、目標の50人には到達しませんでしたが30人近くの方とお話をさせていただきました。

また地方でもぜひワイワイやっていきたいので、支部の方と企画できたら嬉しいです。

最後にもう一度、Twitterのまとめは共有しておきますね。

togetter.com

まずはブログで実験だ!笑

長文読んでいただきありがとうございました!