ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

9/18選ばれる会社やデザイナーになるためにin福岡 参加レポートその1

こんばんは、サチコです!

昨日はデザイナーとディレクターの両方向から勉強できそうなセミナーがあったので行って来ました!

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そう!泣く子も黙る(?)あのベイジさんのセミナーです!

今回なんと、代表の枌谷さんだけでなく、デザイナーの荒砂さんもご登壇ということで、非常に期待度が高いセミナーでした。

さっそくレポートしていきたいと思います。

枌谷 力さん「顧客に選ばれる強いweb制作の秘訣」

序章

まずはウェブ解析士会議2019でも非常に盛り上がった枌谷さんのセッションは、ご親族がいらっしゃる縁で、お気に入りの福岡の飲食店の話がアイスブレイクという、福岡の方にはたまらないスタート。

つい先日、私はご紹介されていたうちの1つに別のセミナーの講師陣をお連れしたばかりでしたw

 

「90分って意外と短いので、直接的なノウハウというより新しい視点を持っていただくようなマインドセットをお話しできれば」

という滑り出しから本題へ。

 

バンバン目からが鱗が落ちる、というより「う、痛いとこ突かれるわぁ…」という感覚になりました。

まずはベイジという会社ができるまでの、枌谷さんの試行錯誤の歴史を赤裸々に話してくださいました。

なんと社員の方達にもあまり話していないというフリーランス時代のエピソードまでお話いただき、枌谷さんがなぜベイジを今のような会社にしていったのかが伺えました。

 

冒頭から「地方だから、東京とは違うから、という考えは捨ててください」「自分との共通点をぜひ見つけてください」と呼びかけられていた枌谷さん。

エピソードの色々な部分で(この方にも大変な時期があったのだな、ここは自分と共通してるなー)と発見できたので、いつも以上に深くお話を聞くことができたように感じました。

セッションの中で、枌谷さんは「ほしい仕事が獲得できるようになる6つのマインドセット」という形で秘訣を明かしてくださいました。

1)Web制作のニーズは○○

伏せ字って気になっちゃいますよね(笑)

もったいぶらずに共有させていただくと…この伏せ字の答えは「不安解消」。

Web制作ってなぜかルーズな会社がいまだに多い、というのが枌谷さんの感覚なのだそう。

だからこそ「当たり前のことを当たり前にやる」のが、実はすごく強いんだと。

  • メールは一日以内に返す
  • 相手の余計な手間を1秒でも減らす心がけ
  • 打ち合わせのアジェンダは事前に共有し、グダグダ進行しない
  • スケジュールが遅延しそうなら早めに相談する
  • 難しい要求には必ず代替案を示す
  • 些細なことでも「ありがとうございます」を忘れない

上記はほんの一部で、スライドに書かれていた内容はもっとたくさんありました!!

かなり細かい気配りや心配りをされていることが伝わって来て、「神は細部に宿る」という言葉がとてもしっくり来ました。

2)強みは自分で作る

勝手に強みができる人はまず少ないから、自分で意識的に作ることが重要とのこと。

かつ、メインカテゴリにサブのカテゴリを重ね合わせたところを持つことがカギ。

ベイジさんであれば「Web制作」+「BtoBが得意」という部分。

 

この重ね合わせの強みは次の3つの観点

  1. 重なる領域の市場規模が大きいか
  2. 重なる領域に競合がいない・少ないか
  3. 自分が得意もしくは関心あるか

でいけるかを判断するとわかりやすいと、事例をいくつか示しながら解説がありました。

 

強みを探す際の注意点としては次の2つ。

• 流行の後追いをしない。

プロダクトライフサイクル理論で成熟期以降にあるなら後追いになりがち。

 

• サブカテゴリを作る

すごくわかりやすかったのが、レシピサービスの例。

これまでクックパッドがNo.1だったところに、サブカテゴリ「動画」を重ねて来たのがクラシルやDELISH KITCHENなどの動画系レシピのサービスだと解説されて、めっちゃ腑に落ちました。

 

3)金額は徐々に上げる

枌谷さんは7年で4回くらいのフェーズに分けて単価を上げていかれたのだそう。

確かにいきなり10倍とかはきつい。

自分達に課すハードルがギリギリ超えられるラインを探るのも、すごく大事なんだなと思いました。

 

4)顧客は選んで、選ばれる

もちろん選ばれるのは大事なんだけど、それと同時に自分達も顧客を選ぶ基準を持っていることが大事というお話でした。

 

もちろん最初の頃はなかなか難しいのかもしれないですが、

社員が疲弊してしまうような案件だったり、

納期や金額が現実的ではない案件を無理に受け続けるのはダメ。

 

枌谷さんを筆頭にインターネット上で情報発信をし続けたことで積み上がったものが仕事を生み、採用を生み、売上を作っていくサイクルは本当にすごいと思います。

 

そもそも自分達と価値観を共有できる顧客や求人者に選んでもらうための情報発信をしていくことを心がけないといけないんだ、とわかりました。

 

5)同志は厳選する

ベイジさんは採用を進める中で、スキル重視からカルチャーフィット重視に変わっていったそうです。

これは1年半ほど新卒採用を担当させてもらった経験上、すごく共感できました。

その人がいくら仕事ができても、企業の文化や思想に全く共感できなければ、仕事が楽しくないし、続けたいと思えなくなるタイミングが早く来てしまうんですよね。

 

そのための情報発信でもあるというところで、

SNSのポイントを上げてくださいました。

• 個人アカウントで運用する
• 社長やキーマンが運用する
• 仕事に関するツイートをする
• キャラが分かるツイートもする
• 高頻度で更新する
• フォロワーを5,000人以上にする
• 社員のSNS活用を推奨する
• noteやブログを併用する

ベイジさんはすでに平均が20代ということで、今まさにいろんな会社が採用でぶつかっている課題をクリアして来た結果なんだろうなと感じました。

また、1つ目のスキルセットとの共通点「不安解消」が肝だというのが伝わって来ました。

キラキラした話を求めているんではなく、ちゃんと自分が安心して働ける会社なのかが知りたいんですよね。

 

実は私、今の会社に入るときに会社のホームページをほとんど見てません(笑)

それは会社ですでに働いている人たちと出会っていたからです。

話を聞けば聞くほど、絶対に今働くならこの人たちとがいい、と思いました。

 

今の上司には「お前にはもっといいところあるから」と止められたのを覚えています。

なんで止められたんやーって今でも思ってるけど、まぁとても優しい人なのでわからないわけでもないです(笑)

6)打ち手は常に正攻法

そして、流行りに乗らず、常にコツコツとを心がけているそうです。

枌谷さんはSEOを例として挙げていました。
ブラックハットが一掃されて、これまで出していたブログ記事などが上位に上がってきたのはコツコツ正攻法でやってきたから。
多少、効果が低く見えても本質的に作用することを地道に積み重ねていくことが大事なんだと力強く話されていました。

 

でも、なんの成果も感じられないと続けるのが辛いし、

ぶっちゃけ、今のやり方を変えるのがめんどくさい。

ここから抜け出すことが本当のスタートなんだと思います。

 

●活かし方:経営者・フリーランス編

行動と継続

これをとにかく強調されてました。

SNSでの情報発信であったり、勉強や外へ出てコミュニケーションをとったりすることも、それぞれ行動や継続が伴わないと難しいですよね。

私の会社の社長にも伝えなくては…。

●活かし方:会社員編

会社を変革する or 転職する

会社を変えるのは本当に根気がいるし、難しい。

だから、ステップを踏んでいくことを意識しようというアドバイスを入れてくださいました。

実績を作る→信頼を作る→提案する→会社を変化させる→自己実現する

つまり、枌谷さんの6つ目のマインドセットである、コツコツと、とにかく正攻法ですね。

 

そしていよいよ、これは変わらないなー、きついなーとなったら転職という選択もありですよと。

うん、ダメ元でもベイジさんは候補に入れたい。本当に。

まとめ

兎にも角にも、行動あるのみだなというのが

枌谷さんのお話を聞いた結論です。

 

今日まず何としても記事をアップしたかったのはこれが理由です。

ですが、なんと3,000字超えたので、、、荒砂さんの分は土曜日に書かせていただきます。。。

すみません、書きすぎました(自分でビックリ)

★追記★ その2こちらです。

analogtan.hatenadiary.jp

 

土曜日まで待てねーよ、という方はこちらのトゥギャッたものをお読みいただければ幸いです。

togetter.com

お読みいただきありがとうございました!