ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

!important #06 - 初めて明かされるプロデューサーとディレクターの本質と本音- 参加レポ(行かないと損だったよの巻)

こんばんは、ウェブがかりのサチコです。

前回、IAの講座という閑話休題をはさみまして、引き続き!importantの参加レポをお送りします!

もうひとつ書きたいセミナーがあるので、今週は可能ならもう1本がんばるよ…!

 

先週12月2日に開催されたこちら!

!important #06 - 初めて明かされるプロデューサーとディレクターの本質と本音- - !important | Doorkeeper

あまり福岡では聞けないWebプロデューサーとWebディレクターのお話でした!

Webディレクターの話はどうしても案件をうまくまわしていく所以外のお話を聞く機会が少ないので、スキルセットやマインドセットのお話も聞けて、とても勉強になりました!

Webプロデューサーは私の周りにはおそらく肩書きとして持っている方がいないので、自分のキャリアを考えていく上での選択肢が増えたかなという感じです♪

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

写真のイメージみたいには怖くなくて、お二人ともすごーくおもしろい方たちでした。
きっとこの写真もノリノリで撮影されてたんだろうな…参加者へのフォローアップメールでいただいたんですが、一番笑ってしまった1枚です(笑)

今回、名村さんと角掛さんにはここまで言っちゃっていいの!?とドキドキしちゃうくらいの本音を、たっぷりとお話していただけました♪

 

正直ここに書けない話が肝だったので…内容をお伝えするのが難しい!!

結論は「来たら得だったのに」よりも「行かないと損だった」という感想です。

とはいえ参加レポなので、セッションの中で

「ディレクターやプロデューサーとして知っておかないとね!」

「ディレクターやプロデューサーと一緒に仕事をするなら知っててほしい!」

と感じたことを紹介していこうと思います!

ディレクターとは?

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

セッション1は、Webディレクターのお話を株式会社サービシンクの名村晋治さんから!

ブログでもディレクターについて書かれているので、実はいくつかの記事はすでに読ませていただいてました。(今後は悩んだときに読む頻度が上がりそう)

web-directions.com

最初に名村さんのこれまでの経歴や会社の特徴をお話していただいた後、本題へ。

ディレクターとはどんな手段を使っても 案件を「終わらせる」人

という結論がいきなり来ました!

「それが当たり前じゃん」って思っている人かどうかで、デキるディレクターか見分けられるかも。

ま、プロジェクトが始まってから見分けても遅いけどね( `・ω・´)キリッ

 

とくにディレクターは現場(プロジェクト)をマネジメントするのがお仕事。

  • プロデューサーの企画を形にする(1を100にする)
  • プロジェクトの3要素(コスト、リソース、スケジュール)を管理する
  • リスク管理や問題が起きたときの解決にあたる

といったことはすべてやらなくてはならない…。

だから現場ともプロデューサーともしっかり具体的に技術的なことも含めて話せることがとても重要。

(デザイナーじゃないからトンマナわからない、フロントエンドじゃないからサイトのソースとか読めないって投げる人は私もどうかなと思ってるので、激しく同意。)

 

たとえばこういうのを当たり前に知っておかないといけないよ、と挙げられた例。

ガクガク (((( ;゚Д゚)))ブルブル めっちゃ多い…アプリ系ちっとも勉強できてない。。。

その代わり広告やアクセス解析とかは多少話せるかな…。

とにかく広いのは伝わるでしょうか…ε-(´∀`; )

 

でもこれくらい広くキャッチアップし続けていかないと、案件(プロジェクト)を終わらせるのが難しい事態にも陥るわけで。これが俗にいうデスマーチ

またスキルセットだけでなくマインドセットも必要だよ!ということもおっしゃってました。

  • 探究心
  • 向上心
  • 危機察知能力
  • 責任感

これらがそろってきてやっとできるのがディレクター。

でもオールマイト僕のヒーローアカデミアにでてくる超すごいヒーロー)みたいに、なんでもできちゃうよって人は少ないので…自分が足りない部分は現場としっかりコミュニケーションをとって、案件が終わるようにしましょう

少なくとも、デスマーチはディレクターの力不足

そう考えて、あらためて自分の仕事を見直してみなくちゃいけないなと思いました。

名村さんもお話されていたのですが、プロジェクトに一番関わった!自分だからできた!という達成感が、ディレクターとしては楽しいポイントかなと思います。

プロデューサーって?

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

続いてのセッションはWebプロデューサーのお話をインターネットストラテジーの角掛健志さんから。
角掛さんもご自身でブログを書かれていて、びっくりするほどいろんなお話書かれています。これもプロデューサーだからなのかな?

tsunokake.internet-strategy.net

プロデューサーとはなにがなんでも プロジェクトを成功させることが仕事とのこと!

かつ成功とは、クライアントに利益を・自社に利益を・そして自分の達成感(+報酬)を生むことというのを指されていて、かなりハードル高そうな印象が…( ;´Д`)ヒョー

 

冒頭はプロデューサーになりたい!という人がゼロ(私自身もプロデューサーのお仕事をしている方が身近にいないため、ハードルがエベレストのように高く感じました…)

プロデューサーはディレクターと違って、形あるモノを作る存在ではなくお金に責任のある立場でもあり、クライアントとの信頼関係を結ぶ立場でもあるとお話しされていました。

 

冗談ぽく「ノリと勢いとアタマとクチだけのシゴト」とも表現されていたんですが、そんな軽い感じではなく大変な立場だなーと。

  • 無茶ぶりで現場を疲弊させない(クライアントとちゃんと交渉する)
  • 赤字のシゴトを生まない(断るor別提案も含む)
  • クライアントとの相談窓口(実務以外で本音を聞き出す立場)
  • 制作費以上の利益(投資対効果) を生みだす企画(0を1にする)←これメイン

といったことがやるべき仕事として挙げられていました。

こういった部分は本当に属人的になってくるでもあるので、角掛さんの言う「代わりの効かない存在になりやすい」のがプロデューサーの面白さなんだろうなと思います。

なんでも質問タイムは口外禁止が連発(笑)

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

最後は1時間ほど、終始笑いが止まらない刺激的な質問タイムでした。

(ほんとに公開できない内容が多すぎる。面白かったし勉強になりました。)

どちらの仕事でも間違いなく必要だなと感じたのは以下です。

  • 危機察知能力
  • 精神力
  • コミュニケーション力(話すの好きじゃないとたぶんツラい)
  • 収入以外の「仕事へのモチベーション」を持っていること
  • 現場をきちんと評価すること(安易な値引きは価値を下げること)

今はディレクターの端くれみたいな感じですが、いつか究極進化したらプロデューサーになるか、プロデューサーを手のひらで転がすお仕事はできるかもしれません。

最後にもう一度だけお伝えしておきます。

「来なかった人はその時点でめっちゃ損しましたよ♪(´ε` )」