ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

【習うより慣れよ】!important#おかわり - Think more! - 参加レポ(その1)

こんにちは!ウェブがかりのサチコです♪

みなさんは、プレゼンって得意ですか?私は苦手です…。

今回は私と同じくプレゼンが苦手!という方のために、11月17日(金)に参加してきた「!important#おかわり - Think more! -」の「第一部:プレゼン思考」の参加レポートをお届けしたいと思います!

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プレゼンが苦手と感じるのはなぜ?

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田口さんの1枚目のスライド/Facebookフォロー配信より

わたしたち日本人がプレゼンを苦手に感じるのは、非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)」が得意な文化を持つことが背景にあると言われています。

…といきなり言われてもピンときませんよね。

もうすこし簡単に言うと、日本人は昔から「察する文化」、つまり言語以外のところで物事を推し量ることを求める文化で生きているんです。

たとえば小説やドラマなどでも空模様と登場人物の心境を関連付けして連想させるような表現をしたりしますよね。

 

そのため、ストレートに言葉や資料などで相手に何かを伝えるプレゼンは、苦手と感じやすいのではないかと思います。

いざ、ワーク!最高の自己紹介にチャレンジ!

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

1つめのテーマは「最高の自己紹介」

まずは、参加者の一人が自己紹介をした後、その自己紹介が何点かを考えるワーク。

 

ポイントは、その人の採点ではなく、自己紹介をした人の自己評価を予想したこと!

他の人のプレゼンで、あえて自己採点として点数を想像することで、自分ごととして捉えることが狙いです。

 

その後は、チーム戦で最高の自己紹介をやってみるワーク。

ここでは自己採点の予想と、聞く側としての採点を。ここで私は各チームの自己紹介で気になった点を、自分もできてないかもしれない課題としてメモしました。

下記がその課題になりそうな部分のメモ。

  • 何を伝えたいかをはっきりする
  • 話すスピードはゆっくりと
  • 内容の詰めこみすぎに注意
  • 話しながら相手とコミュニケーションをとる
  • 相手の反応を見ながら進める

田口さんいわく、「評論で終わるのではなく、自身を相手の立場において考えるコトでやり方の工夫やアイデアを普通より広げていける」とのことでした。

伝え方の発想を広げよう!ももたろうプレゼン

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

2つめのテーマは「ももたろう」をプレゼン。

誰もが知っている童話だからこそ、みんな頭を抱えてた気が(笑)

そこで、Webディレクター手帳にも入っている「発想シート」がワークシートとして登場!

webdirection.jp

他の人と発想シートをまわしあって、自分以外の発想を広げる発想タイムをやりました。発想タイムでは自分から出てこないようなキーワードが飛び出てくるので、あちこちから笑いや驚きの反応が。

以前の田口さんのセミナーでもこの発想ワークはやったのですが、本当にいい意味で発想が予想しないところまで広がります。←発想シートは別で大量に買いたい(・Д・)9

さて、発想シートのキーワードからヒントを得て、いよいよ発表!

その後に田口さんから直接フィードバック!

  1. 流れをつくる
  2. 反応を狙う
  3. 山場は後半におく

といったポイントを教えていただきました。

 

さらに、ももたろうプレゼンの中盤では

  • スライドを出した状態でのプレゼン
  • スライドを見せてない状態でのプレゼン

という2パターンも二番手の人にやってもらっていたのですが…同じ人が話しているのに、びっくりするくらい内容も話し方もまったく違いました!

 

スライドがない場合、相手に想像してもらうために付け加えたり、伝わっているかを確認しながら進めることを意識してやりますよね。

でもこれはスライド(あるいは資料)があったとしても、

  • 相手が知らないことを話すプレゼンでは伝えるためにの配慮が必要
  • 資料自体もどのタイミングで出すのかを考えるコトが大事

といったポイントを田口さんは話されていました。

 

ついつい省いてしまっている内容が、実は相手に伝えておくべき内容というのはよくあること。

このワークを通して、相手に何かを伝えるときは「自分が知っているコトを話す」のが一番難しいと感じました。

プレゼンのゴールは相手のアクション

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

プレゼンには必ず、相手になんらかのアクションを起こしてもらうというゴールがあります。(3枚目のスライドにはそれがイメージになってました)

相手にアクションを起こしてもらうためには、準備をしっかりやっておくことも大切。

田口さんは

をされているそうです。

スイッチングは、スライドを進めたり戻したりするだけではなく、トークに集中してもらいたいタイミングであえてスライドをブラックアウトしたりも。

田口さんのオススメは、コクヨの黒曜石だそうです!(別にスベってませんよ?)

 

スライドは、下記を気にかけながら用意しているのだそう。

  1. 情報が3秒で伝わる
  2. トークとスライドで100%になるバランス

セミナーの後に自分の仕事で作った指導用のスライドを見返したら、見て5秒で伝わるかなーという感じだったので、もう少し削ると理想に近づけそう!o(^▽^)o

スライドをふまえて話すことを箇条書きなどでまとめておくと、話すことまで全部書いてしまうのを防げそうですね(来年のスライドに活かそう…というかここまで教えてくれる田口さんはプレゼンに絶対の自信を感じる。さすがだなぁ…。)

自分のプレゼンが与える印象値を意識する

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

最後は、参加者の人が好きなものと嫌いなものを大好きな前提でプレゼンして、他の参加者で好きなものを当てるという推理合戦!

古畑ならぬ田口さんのプレゼンターいじりも相まって大盛り上がりでした(笑)

主催の永野さんと第二部の講師である松尾さんも楽しまれていたようです♪

 

このワークでは、相手に与える情報はスライドとトークだけでないことを体感しました。

「印象値」は想像する以上に相手のアクションに影響を与えます。

  • ボディランゲージ
  • 顔の表情
  • 話のトーンやくせ
  • 服装

日本人は「非言語コミュニケーション」が得意な文化をもつからこそ、このような印象値に関わる部分を改めて意識したほうがいいのかもしれません。

プレゼンがうまくなる方法

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撮影 / サン・スタジオ:鍋坂樹伸 https://www.sunstudio1977.com

最後に田口さんがプレゼンのスキルアップにおすすめの方法を教えてもらいました。

それはなんと…自分のプレゼンを撮影して見返すこと。

ダマされたと思って1日1回×30日やってみて!とのことでした。

 

見返す時には、悪い所ではなくいい所を見つけて伸ばすように心がけると、習慣として続きやすいそうです。

テクニックはどうしても経験がものを言う部分もあるのですが、自分の型をつくっていくためには練習を繰り返して、プレゼンに慣れるところからだと思います。

本当に3時間半もあったのかな?と思うほどあっという間でした。

 

フォローアップ動画を見て、改めて「習うより慣れよ」を自分に言い聞かせました。

▽Webディレクション授業「一日一伝」でのフォローアップ配信


一日一伝|2017年11月22日 放送

*1:※参加レポートとして私が受けてみて感じたコトも含めて書いてますので、講師の田口さんの意図と違うところがあるかもしれません。ご容赦ください。