ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

ウェブ解析士だけど、聞きたいことある?(消費税変更に伴い費用を更新)

こんばんは、ウェブがかりのサチコです♪( ´▽`)

今回は、名刺交換するたびに聞かれる「ウェブ解析士ってぶっちゃけどうよ?」に赤裸々にお答えしようと思います。

決して、そろそろ答えるのがめんどk…(ゲフンゲフン

 

ウェブ解析士ですけど、なにか問題でも?

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実際に取得するか悩んでいる人から

「ウェブ解析士って取った方がいいですか?」と質問されたら、

「資格を取って、何をどうしたいの?」と逆に聞いてます(笑)

 

どこのドラマの家政婦さんだよ!くらいに資格を取りまくってて、むしろ資格を取ることが目標みたいになっている人はよくいます。 

でも、ウェブ解析士にしろ、秘書検定にしろ、チーズソムリエにしろ(マニアックなとこ出してしまった)、資格を取っただけでは何にもなりません。お金の無駄です。

ちゃんと活用する目的がないなら、そのお金を実践セミナーとかに使ってほしいです。

★ウェブ解析士の取得にかかる費用(2019年11月現在)

認定講座を受講して学習し受験する場合(合計:33,000円)
  • 認定講座の受講費 11,000円(税込)
  • 初回試験費用 17,600円(税込)
  • 公式テキスト 4,400円(税込)
公式教材で独自に学習し受験する場合(合計:22,000円)
  • 初回試験費用 17,600円
  • 公式テキスト 4,400円

認定講座は任意なので、初回で合格できれば「初回試験」と「公式テキスト」のみの費用が最低でも必要な費用です。

再試験(合格できなかった場合)
  • 再試験費用:12,100円(税込)

なんと…まず最初のウェブ解析士取得に最低でも22,000円かかります。

試験後のGAレポート提出は、別のレポート講座での読み替えもできますが、できればレポート作成で費用を抑えておきたい気もします。

問題集が確か今年から新しく出ていますので、そちらを利用して試験勉強をするのはおすすめです。

★上級ウェブ解析士の取得にかかる費用(2019年11月現在)

講座費用(講座+事前・中間課題、修了レポート提出)
  • 受講費用 88,000円(税込)

上級ではテキスト・試験・認定費用を含みます。

また、現在ウェブ解析士協会正会員・法人会員で「ウェブ解析士認定」を受けていることが、上級ウェブ解析士認定講座の受講条件となります。

2日間の講座に加えて、事前課題・中間課題・最終課題の提出が求められます。

再試験(合格できなかった場合)
  • 事前・中間課題の再試験費用:11,000円(税込)
  • 修了レポートの再試験費用:11,000円(税込)

2018年度からは記述式テストが廃止されたため、事前・中間・修了課題の点数によって再試験となる場合があります。

★ウェブ解析士マスターの取得にかかる費用(2019年11月現在)

講座費用(講座+事前・中間課題、修了レポート提出)
  • 認定講座(6日間)受講費用 330,000円(税込)

マスターではテキスト・試験・認定費用を含みます。

こちらの試験には模擬講座などもあるので、大体1ヶ月くらいはがっつり時間を持っていかれる覚悟が必要です。

それぞれの取得にかける学習時間の目安などは協会のサイトでも紹介されています。

ご参考になれば幸いです。

資格取得までの時間 – ウェブ解析士協会

 

そして、ウェブ解析士協会の正会員としての更新が毎年あります。

現役のウェブ解析士と名乗り続けるためには、毎年フォローアップテストの合格と年会費の支払いが必須です。

★ウェブ解析士協会の正会員の更新費用

  • 年会費6,600円(税込)

とてもじゃないですが「かっこよさそう」「仕事できると思ってもらえそう」とか軽い気持ちで受けるのはオススメできませんε-(´∀`; )

とくに上級の講座はウェブ解析士マスターが講師で非常に内容は濃いですし、課題もきちんとやらないと今のカリキュラムはきついです。(旧カリキュラム勢)

もちろんその分しっかりと基礎から学べますので、現場に出てからの苦労は上級の方が減らせるかもしれません。

インプットとアウトプットの両方を大切に

世の中は、身につけた知識を使って、経験を積んでアウトプットしてなんぼの世界。

「IAシンキング」の坂本貴史さんも、以前お話されていたんですが、知識を経験にしていく中で力がつくし、応用がきくようになるわけです。

 

数年前のものですが、ウフルのタナカさんが記事で紹介されていたイラストとか、すごくしっくりきます。

知識(knowledge)と経験(experience)について | marketing cloud laboratory

↓こちらが紹介された画像↓

http://netgeek.biz/wp-content/uploads/2014/02/BgCRPoqCMAA-cyf.jpg

【点と線】知識と経験と創造の違いを1枚に表した画像が話題に! | netgeek

左)資格を取っただけのあなた

中)実務で資格の知識を活用して、経験にしていったあなた

右)その経験からさらに新しいものを生み出しているあなた

 

と、このイメージの通りなんですよね。

普通にしていたら、右の域にたどり着けるのは本当に一握りだと思います。

資格を取って収入は増えたけど

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収入が増えたのは、私の場合だと手当がついたからなんですよね。

だから厳密にいえば「資格を活用した仕事で収入が増えたわけではない」

 

それに、ウェブ解析士の知識の範囲をテキストじゃなく、実務で覚える人だっています。人は必要に迫られたら、ちゃんと覚えますよ!

 

だけど、そういう風に知識の積み重ねをコツコツできるタイプばかりではないのも現実。

全員が仕事で知識を得たり経験を積ませてもらえたりするかというと、そうでもないですし。

そのため「体系的にしっかりと基本的な知識を学びたい」という座学が苦じゃない方は、取得するという選択肢もありなんじゃないかと考えてます。

 

例えば、まったくの予備知識なしでウェブの専門用語から学ぶのは気が重い、とか。

そういう人たちにはとっつきやすいと思うんです。

資格取得にどんな目的があるかで、決めたらいい

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ウェブ解析士を取った時も、その他の資格を取った時も「資格を取るだけなら、ある程度の勉強量をこなせば取れるモノが多い」と感じていました。

 

結論、資格は目的がないなら、取らなくていいと思います。

記念受験みたいなことをするくらいなら、受験料やテキスト代のお金を使って、実践的なワークショップやセミナーへ参加する方が100倍いい!

ちゃんと自分の中で資格を活用したい目的だったり、何らか取る理由が明確だったりする人が取ればいいと思います。

 

私は「座学から入って、知識を実践で使ってみる」という型が今のところ一番しっくりくるし、社内外へのわかりやすい安心マークみたいなものとして資格を捉えています。 

 

取ってるから言えるんでしょ、と言われればそれまでですが、いわゆる士業ではないですから。

医者でも弁護士でもない、ただのウェブ解析士です。

もしあなたがウェブ解析士じゃなくても、ウェブ解析しようが、Googleアナリティクスを設定して使っていようが、法を犯してることにはなりませんよね。

自分の仕事に責任があることを忘れなければ、いいんです。

あ、ウェブ解析士を持ってないのに持ってると嘘つくのはダメですからね!( ´ ▽ ` )ノ笑

 

さて、あなたはウェブ解析士をとってみたいですか?