ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

2017年4月の気になるトピック/Yahoo!知恵袋APIの提供終了

こんばんは、ウェブがかりのサチコです♪

桜も散って汗ばむ季節になってきましたね!

 

今回は、2017年4月の気になった「Yahoo!知恵袋APIの無償提供の終了」について、思ったことなどをゆるゆる書いてみます。

 

2017年4月26日「Yahoo!知恵袋API提供終了」しました。

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つい先週のことですが、仕事でYahoo!知恵袋APIを使ったプログラムを利用しようとしていました。

内容としては、任意のキーワードの質問をCSVで1000件ダウンロードできるという仕組み。

社内のエンジニアHさんに組んでもらっていました。

キーワードを入れてボタンをクリックすると…エラー続出!!!(笑)

 

かなりショックだったのですが、気を取り直して作ってくれたHさんへエラーが起きていることを伝え、解消できるか確認してもらいました。

ところが、

 

「サチコさん、これさ…APIの提供が4月26日で終了になったみたい。」

という終了通知を受けましたorz

 

どうも2017年3月末頃からNTTデータと組んで、API提供を有料メニューにする事業をスタートしていた模様です。

NTTデータ、「Yahoo!知恵袋」の質問・回答を販売、企業向けにデータ分析サービス -INTERNET Watch

 

ダメ元でYahooさんも見てみましたが・・・。

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ちーん。なんてこったい。・゚・(ノД`)・゚・。

凹むだけで終わってもしょうがないので、業界の動向を踏まえつつ、なぜこういう動きが起きてきているかを考えてみました。

 

データ活用の技術進歩と成功例の増加

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Yahoo!知恵袋は言わずと知れた質問サイト。様々なユーザーの悩み(ニーズ)の宝庫です。

アフィリエイトをやっている方は、流入手段として使っている人もいるとかいないとか。個人的にはそのノイズを避けつつ、ユーザーの認知を探っていくのに使ってます。

Googleの検索ボリュームを見るのもありなんですけど、あえて。

 

NTTデータさんは過去にTwitterでもデータ提供サービスに取り組んでます。

月額がかなり高いので、私のいる会社ではスルーされてますが。。。(どなたか使ってる方います?)

Twitterデータ提供サービス

 

既存のデータを活用するのは最近のトレンドですね。

あとはユーザーのデータを取れそうなサービスの増加(フリマ系アプリ、金融系カード、UQとか楽天とかの低価格スマホ、電力・ガスの自由化etc)

 

それに加えて、ここ数年はデータドリブンやデータフィードは当たり前に考えていかないと!という盛り上がり。実際、セミナーとかも肌感ですが増えてます。

データドリブンとは、

効果測定などで得られたデータをもとに、次のアクションを起こしていくこと。 by MarkeZine

 

これまでも、第一線で活用されていたGoogleアナリティクス以外に、最近ではヒートマップツールやデータ活用ツールなどがどんどんリリースされていますよね。

 

特にウェブ解析士として仕事をやりだしてから、データ活用の盛り上がりは今までで一番あるなーという感覚です。

(第一線の人からしたら感じるの遅いよ、くらいなのでしょうけど)

 

クライアントからもデータ分析の要望は増えてきています。

これからの国内市場は遅かれ早かれ縮小するので、コストもかけにくくなりますし、

どのようにコストを抑えるか=既に持っている資産(データ)を活用するか

が考えとして出てきてるんでしょうね。

 

つまりは広告代理店もベンダーも、得られたデータの活用を考えて、結果からの提案もしていく姿勢を持たないとまずいわけで…。

 

データドリブン、とクライアントが言い出しても慌てないように情報収集はしておきましょう(っ´ω`c)

 

既存データ活用の可能性、データフィード広告の登場

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昨年の『デジタル神無月』でもとりあげられた「データフィード広告」は、既存データを広告で活用する1つの方法です。

 

データフィードとは、

その名の通り、データ(Date)を供給する(Feed)という意味です。つまり企業が抱える商品データなどを広告出稿のために媒体側へ送る仕組み

【保存版】Criteo、PLA、Indeed…話題のデータフィード広告をサクッとまとめてみた!〜厳選12サービス | フィードフォース全力ブログ

 

スタートにはある程度の工数やコストもかかりますが、Googleでのスマホの画面占有率をふまえると早めに取り組みたい広告です。

むしろ、他社に画面占有率とられたくなかったらやる、という考え方が近いんじゃないでしょうか。

 

Yahoo!の方でも試験的に実施しているようですので、今年辺りには提供開始されるのかなーと期待しています。

(既にCriteoさんはディスプレイの枠で動いてますし、無視する理由もないし。)

 

そのうち、八百屋も受け取りのみ実店舗のようなネットショップになるかも…しれません(゜ロ゜)

※上の画像見つけて、妄想バクハツしました(笑)

 

個人的には、アナグラムさんがその辺りでどんどん動かれているなーと思っているので、ブログを良く拝見しています。

Google ショッピング広告、2016年の商品フィード仕様変更を発表 | アナグラム株式会社

 

まとめ

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とりとめもなく書いてしまいましたが、軽くまとめ。

・データ活用はまだまだ盛り上がる。

・きちんと活用する全体設計は必須。

・データ活用のコスパをどう評価するかは、先に考えておく。

Yahoo!知恵袋APIはあまり高額にしないでね、NTTデータさん

 

うん、最後の1個が一番私の気持ちです(笑)

 

皆さんもちょっとデータ活用のセミナーとか記事とか気にしてみてはいかがでしょう?

なにかいい活用が見つかるかもです♪