ウェブがかり

アナログ好きですがウェブの仕事してます。ウェブの話、日頃の話をつれづれと。

チカラを磨け!「Important #03」参加レポその3「クライアントの満足を引き出すコミュニケーション」

こんばんは、ウェブがかりのサチコです。

今回は3回にわたってお届けしてきた「!important03」最後の参加レポをお送りします!(ご本人になんだかすごく期待していただいて、心臓ばくばく・・・)

f:id:analogtan:20170224195636p:plain

3つめのセッションは、デスクトップワークスの田口さんでした。

数年前、福岡でセミナーをされたとき幸運にも参加できて、とても感銘を受けた方です。(勝手にディレクションの師だと思ってます)

そのため、開催が決定してから、ずっとソワソワしておりました。

田口さんセミナーならではの、前段のお話をひとつはさみます。

撮影を推奨するセミナーの面白さ

f:id:analogtan:20170222203539j:plain

田口さんは、セミナーで積極的に撮影を勧められてる印象があります。

いろいろ理由はあるみたいですが、ひとつは参加者の関心が高いところが視覚的にわかるというのがあるようです。

(リアルタイムでフィードバック受けるようなものですしね)

 

参加者だった私自身、他の方と違うスライドが気になったりもしていて、すごく勉強になりました。

今、スライド撮ったのはどういう立場の人かな?と考えたりとかですね♪

 

以前、参加したセミナーをアルバム形式でコメントをつけてアップしたところ、ご本人から大変喜んでいただけました(*´∀`*)

あれから、セミナー参加レポなどの自主的なアウトプットが何倍も楽しくなりました。 

 

今回、初めて田口さんのセミナーを受けた方も多かったようで、田口さん自ら撮って!とかなりオススメされてて、

「前回、福岡に来たときよりも20キロもやせたのにいじってくれない!」というアイスブレイクまであったので、それはもう、遠慮なく撮らせていただきました(笑)

 

では、本題に! 

今回は「福岡」にちなんで、「は」「か」「た」の頭文字で、セッションとワークを行っていただきました♪(こういう小ネタを入れてくれるのが楽しい★)

「は」ばを拡げる!発想エクステンション
「か」いけつへの糸口を示す!提案アプローチ
「た」ちきれトラブル!先読みマネジメント

参加者の方から希望を聞いて、「か」→「は」→「た」の順番でした。(リアルタイムに順番を変えてもOKだなんて、わくわくしかなかったですw)

クライアントの満足とは?

f:id:analogtan:20170222203119j:plain

クライアントには、何かしらウェブによって私たちに求めている効果があります。

でも、その効果をもたらす具体的な内容は、ヒアリングからの掘り下げによってしか提案できません。

「か」いけつへの糸口を示す!提案アプローチでは、お題の「ポカリスエット」をどんな人に売るか?という切り口で、ペルソナとカスタマージャーニーマップを考えるワークに挑戦。

ターゲットユーザー設定(ペルソナ)→コンテンツ設定(カスタマージャーニーとか)→コンバージョン設定(ここは求める効果だから、最初に決める)

この流れを線としてつなぐことが、結果としてクライアントの納得と満足につながるので、ターゲットとコンテンツをしっかり掘っていく下準備が必要なのです。

 

また、クライアントは上長にOKをもらったり予算の投下という判断をしたりするためにも、腑に落ちるものがほしいので、

制作側はそれをふまえて、ペルソナやカスタマージャーニーマップなどの腑に落ちる材料を含んだ提案を作ってあげることが大事だよ、というまとめをいただきました。

クリエイティブワークは伸ばせるチカラ!

f:id:analogtan:20170224201333j:plain

ディレクターに求められる仕事のひとつ、クリエイティブワーク。分解して考えると「発想するチカラ(いわゆる発想力)」と「カタチにする力」が合わさったもの。

ただ、発想力は磨く、といっても方法がよくわからないですよね。。。

田口さんは「発想」をさらに分解して、「着眼」「分析」が発想につながるという経験論を展開してくれました。(さすがディレクション暦18年)

確かに、アイデアがぽんぽん出る人は色んなところに出かけていたり、たくさんの書籍を読んでいたり、深い経験をしていたり、とにかく着眼と分析の機会をたくさん持っている気がする・・・!

 

そこで、「は」ばを拡げる!発想エクステンションでは、空白のマインドマップにキーワードを入れて発想を広げるというワークにトライ!

自分だけでやってみたときと、回転寿司方式で複数人数でやってみたときでは、明らかに発想の幅が違いました。

実際に「ポケモン」からスタートして、「どうぶつの森」に広がるという発想は私にはなかったので面白かったです。

田口さんの声が通らなくなる位あちこちで笑い声があがっていたので、皆さん同じ感じだったのかなと思います(笑)

 

発想を広げることは、前段の相手の想像(期待する効果)を超える手段の1つで、これが満足感につながる、というまとめをいただきました。

 

経験談として)以前、幹事をつとめた飲み会のお店の方が、お渡ししていた名刺宛てでお礼のはがきをくださいました。

ほんのちょっとしたことかもしれませんがかなり感動しました。つい先日も、リピートしました。 たぶんこういうことですよね。

先読みで避けられるトラブルは回避しよう

f:id:analogtan:20170224204550j:plain

トラブルは、経験するとつい過去のこととして忘れたくなってしまいますよね・・・。でも、そこにこそ未来のトラブルを防ぐ最大のヒントがある!ということで、

「た」ちきれトラブル!先読みマネジメントでは、付箋を使ったブレスト方式で、過去にあった「やばいトラブル」と「そうでもない・リカバリーのきくトラブル」を参加者であるだけ書き出すワークを行いました。

 

パッと見た感じでは「やばいトラブル」の方が多かったですが、

「そうでもないトラブル」はもしかすると印象が薄れて忘れちゃっているかもしれないので、ミスノートとかつくっておくと数ヶ月とか半年で振り返りできるかもですね。

実はそういうところに「やばいトラブル」の引き金があるかもしれませんし(´・ω・`)

 

一番長いセッションでしたが、田口さんのアイスブレイクとワークのおかげで全く疲れずに最後まで参加できました。

 

最後に、パネルディスカッションもありましたが、全体として「アウトプットの重要性」と「能動的に動くことの必然性」を強くお話されていたのが印象的でした。

私はライブ配信とまではいけないかもしれませんが、これからもブログやツイッターを中心にアウトプットは続けていきたいなと思います。

 

1枚目だけで見たくなる田口さんのスライドはこちら

www.slideshare.net

 

またimportant自体について、個人的に「おぉっ!」と思ったのは、参加者が記入するアンケート。

あのCSS Niteでやられている「立体評価」の評価方式だったんですよね!

つい先日、タイムリーにも田口さんとCSS Niteをつくった鷹野さんがFacebookライブ配信で話されていたのですが、

  • 理解できた→参加者のレベルを理解し、適切なレベル設定を行っているか
  • 楽しめた→トークや演出、ワークショップなどを通じて、楽しい時間を過ごせるような配慮ができたか
  • 役に立った→仕事に役立つ情報提供を行っているか

の3軸で評価している方法です。この評価のやり方は、参加者にも出演者にもわかりやすくていいなと思っていたところだったので、うれしかったです(^^*)

下記のページで他にもいろいろな運用ノウハウが詰まったページを公開されてます。

出演される方へ - CSS Nite

 

!importantは、その後の会も非常に盛り上がっていて、いい感じでした*:・。,ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ,。・:

 

熱も覚めやらぬ中、「!important #04 」の開催が決定!

テーマは前回の!important #03 でも話題に出て来た「アクセシビリティ」。

全国的に活躍している方をお招きしているそうです。

6月3日に、天神のクリエイティブセンター福岡にて開催だそうですので、ぜひぜひ!

www.web-important.com

以上、「Important #03」参加レポートでした♪